自動車保険は、組み合わせにより補償内容も保険料も変わりますが、このページでは、それら特約条項や割引についてご案内しましょう。
さて、最近では“年間の走行距離”によって保険料の計算を行う保険商品が人気を集めています。
この「年間走行距離特約」は、事前に加入者が“契約期間中の走行距離を予想”した告知に基づいて保険料の算定が行われますが、走行距離が短いほど事故のリスクが減少するとして、保険料が安くなるメリットがあります。しかし申告した走行距離が、必ずしも予想通りになるとは限りませんから、ギャップが生じてしまった場合はどうなるのでしょうか。
予想距離が大きく異なった状態(たとえば実際の走行距離が予想距離を大幅に上回った場合など)で事故を起こしてしまった場合に、重過失事故と認定されれば保険金が受け取れない可能性が高くなるでしょう。たとえ無事故であっても、申告距離とあまりに異なる走行距離であれば、追徴保険料が請求されるケースが考えられますから、いずれにしても走行距離が少しでも上回ったら、正直に保険会社へ連絡することをオススメします。
また、距離を予想するのではなく、実際に走った距離に応じて保険料を支払うタイプの自動車保険商品も存在しています。
これは、実走行距離を、カーナビ経由で保険会社が把握し、それに応じた保険料を支払う合理的な特約システムです。
次に「運転者限定特約」についてご案内しましょう。
この特約は、対象となるクルマに関してドライバーを限定することで補償対象者が減り、事故の可能性が下がるので、保険料が安くなるという利点があります。等級にもよりますが、この特約が付帯されているのといないとのでは、保険料の差は1万円を超えることも珍しくありませんので、チェックをお忘れなく。
処でこの運転者限定特約には、目から鱗のお得で便利な活用法がありますから、ここでご紹介しましょう。
例えば「家族限定」の運転特約を付帯していても、必要に応じて「〇月×日~△日までの間は限定特約を解除して欲しい」と保険会社に電話でリクエストすれば、その日数分だけ日割り計算で保険料を算出してくれますから、超過分の保険料を支払えば、期間限定でいつもは補償対象外となるドライバーが運転しても、もしもの時は補償が発生します。
上記とは逆のケースで活用できそうな特約が「他車運転危険担保特約」です。
これは、たまたま加入者が「運転者限定特約」のついた他人の車を運転してしまい、事故を起こし、誰かに被害を与えた場合に、アナタの加入している自動車保険の「他車運転危険担保特約」で、事故の損害を補償するという特約です。ただし、この保険の特徴として、補償目的はあくまでも“事故被害者の救済”が一般的ですから、補償範囲はごく限られています。この特約の付帯希望の場合は、補償範囲を十分確認することをオススメします。
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